緑内障は現在成人の失明原因の第2位を占め、年間2,000人以上の人が視力を失っている病気です。
視神経が眼圧によって障害され、視野が部分的に見えなくなったり、狭くなったりしてきます。眼圧とは、眼球の内圧のことで10~21mmHgが正常とされ、これが21mmHgより高いと、次第に視神経が障害されてくると考えられていました。
緑内障で視神経が一度障害とされると、元には戻りませんので、目薬や飲み薬、手術などで眼圧をコントロールすることが最も重要です。
しかし、残念なことに緑内障の患者様の約8割の人達は治療を受けていません。人間ドックなどで視神経乳頭陥凹を指摘された人は、必ず眼科で緑内障の精密検査を受けましょう。