網膜症は、糖尿病や高血圧などの病気にともなって起こる、目の障害です。
糖尿病に合併して起こる、糖尿病性網膜症は、糖尿病の重い合併症のひとつです。中途失明の原因のひとつに数えられており、網膜内の毛細血管に血管のこぶが現れ、また出血などを起こします。
高血圧症にともなって起こる、高血圧性網膜症は、血圧の上昇によって細動脈が狭くなり、次第に硬化して高血圧眼底になります。そのまま血圧上昇が続いて循環が障害されると、出血や血管の浮腫による硬性白斑、血管の閉塞による軟性白斑が発生します。さらには網膜剥離を起こし、失明することもあります。
いずれも、原因となっている疾患の治療を優先して行います。
▼ 網膜症の症状
視力の低下